あいづちやくり返しのタイミング

今回は「あいづちやくり返しを入れるタイミング」のお話しです。

本題の前に
くり返しについて簡単にご説明します。

くり返しとは
相手が使った気持ちのワードを抜き取って
そのままくり返す、というスキルです。

おうむ返しと似ていますが
ちょっと違います。

こちらの記事も参考にしてみてください。

さて今回のテーマ
「あいづちやくり返しを入れるタイミング」
についてですが

よくこのようなご質問をいただきます。

「タイミングが合わず、なかなか入れられません。どうしたらいいですか?」

これはタイミングが合わない
明確な理由があるんですね。

それは
相手と自分のペースが合っていない
ということなのです。

傾聴は受け身で聴いていればいいのではなく
相手の言葉の強さ、弱さ、テンション、
話すスピードなどに合わせて聴きます。

そうすることによって
お互いのペースが合っていき
相手に関わるタイミングも
取りやすくなっていくのです。

なので「タイミングが合わないな」
と思ったら
ペースを合わせることを意識して
聴きましょう。

そしてもうひとつ。
そうやって相手に合わせるように
聴いていると、
相手の気持ちも感じられやすくなる
という効果もあります。

そもそもあいづちやくり返しは
相手の気持ちを感じとって
そこに応答します。

だけど
あいづちを入れよう、くり返しを入れよう、
この「~しよう」としているときは
頭で考えているんですね。

頭で考えていたら
相手の気持ちは感じられないし
だからタイミングも合いにくいのです。

なのでタイミングを気にしたり
あいづちやくり返しを入れようとするより
相手のペースに合わせながら
自分が感じることに集中しましよう。

そうすると自然な応答になるし
感じられると
くり返しの言葉も耳に残り
口に出しやすくなっていきます。

 

 

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