不登校でも「大丈夫」

漫画家の棚園正一さんのオンライン講演会に参加しました。

棚園さんは下記の著書が有名ですね。


『学校へ行けない僕と9人の先生』

鳥山明先生と出会い、少年は生きる希望を見つけた。
小〜中学校時代、不登校だった著者の実体験を基にした物語。
学校へ行けない日々、「9人の先生」との出会いと別れを通じて、喜び、傷つきながら成長していく少年の姿を描きます。

(Amazonより抜粋)


講演会のテーマは『大丈夫の根拠は何?』でした。

不登校でも「大丈夫」とおっしゃるその根拠、気になりますよね。

棚園さんの著書を読んだ方はご存じだと思いますが

棚園さんは子どものころから絵を描くことが好きで、不登校時代に鳥山明先生と出会い、漫画家を志すようになられたんですね。

だからうっかり「好きなことがあったから不登校を乗り越えられたんだ」と思ってしまいがちですが、そうではありません。

棚園さんいわく「たまたま絵を描くのが好きだった」というだけで

「(不登校と好きなことは)正直、別だと思う。学校へ行っていても行っていなくても、好きなことがある子もいるし、ない子もいる」

とおっしゃっていました。

好きなことを見つけてほしかったのは…

私も子どもが不登校を経験しているのですが、以前は

学校へ行けないのなら、何か好きなことを見つけてほしい。(やってほしい)

と思っていました。

何か夢中になることがあれば、それが彼の支えになったり、進む道に繋がるんじゃないか、と思っていたからです。

けれど本当は、子どもに何かさせたかったり好きなことを見つけてほしかったのは、私自身が安心したかったからなんでしょうね。

不登校や登校しぶりは先が見えません。

なので(私にとって)わかりやすい心の拠り所がほしかったのだと思います。

またおそらく「好きなことがあるって素晴らしい」「好きなことがあれば大丈夫」という、思い込みもあったのでしょう。

どんな選択をしても大丈夫

棚園さんはこうおっしゃっていました。

学校に行かなかったからできた経験、出会えた人もたくさんいます。

だけど、行っていたらまた違う経験や出会う人もいたはずです。

どんな選択をしても大丈夫。

誠実に正直に生きていけばいい。それがその人の正解だと思います。

不登校だったからよかった、よくなかったではないんですね。

どんな経験も宝物。
その人の財産なのです。

だから「大丈夫」なんですね。

人生に不正解はない。
そのままのあなたでいいんだよ。

そう言われているような気がしました。


さて、棚園さんの新刊が3月27日に発売になります。

『学校へ行けない僕と9人の先生』の続編、不登校の「その後」です。

私は一足先に最終回を読みましたが、泣けました~。

ぜひご予約ください。

『学校へ行けなかった僕と9人の友だち』

棚園正一さん ⇒ Twitter

 

 

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