今回は
「共感は〇〇のイメージでやってみる」
の補足になります。
前回の収録を先に聴いていただけると
よりわかりやすいと思うので
そちらもあわせて聴いてみてくださいね。
では本題です。
共感は自分が役者になったつもりで
目の前のその人になりきって
聴いてみるのもいいよ、
というお話を前回しました。
そのとき
ひとつ大事なことがあるんですね。
それは
自分と相手をしっかりと区別できている
ということなんです。
相手になりきりつつも
「自分」を見失わないことが大事なのです。
つまり
相手にはなりきるんだけれども
自分と相手をごちゃまぜにはしません。
ごちゃまぜにすると
何が起きるのかというと
相手の感情に飲み込まれてしまいます。
たとえば
悲しんでいる人がいたとして
その人と一緒に
悲しみの海で溺れてしまうんですね。
それでは相手の話は聴けません。
自分が相手の感情を体感することと
相手の感情に飲まれてしまうことは
まったく違います。
これを「同一化」とか「同調」といいます。
共感は、
その人の生きている世界や価値観、
感じているものを
あたかもその人であるかのように
一緒に感じてみようとすることです。
相手になりきるというのは
そういうことです。
あなたは
自分と相手をちゃんと区別できていますか?