今回は「聴けるようになるための大事なポイント」というお話しです。
最近は傾聴に関心のある方が
とても増えてきている、という印象ですね。
とくに男性の方。
以前はだんとつに女性が多かったのですが
今は講座を開くと、男性の参加者さんの割合が増えています。
傾聴の需要がますます高まってきているなぁ、と感じます。
これをお聴きのあなたも
傾聴に関心がある、ということで
聴いてくださっていると思います。
で、こういった配信を聴いたり
あるいは、ネットで調べたり
本を読んだりして、聴き上手になりたい!
と思っているかもしれません。
今の時代、情報って
ほんとに手軽に手に入るんですよね。
傾聴の技術、スキルも調べればわかります。
あるいは、傾聴の講座も増えていますし
どこかで習ったことがある方もいるでしょう。
だから傾聴に触れる機会もあるし
できる人が増えてもいいはずなのですが
よくこんなふうに言われるんですね。
「傾聴って難しいですよね」と。
それはなぜでしょうか?
答えを先に言ってしまうと
「わかっていてもできない」からです。
たとえば、
「よし、聴こう!傾聴しよう!」と思っても
何か言いたくなって、言っちゃうとか
イライラしちゃうとか
それをガマンしようとすると
聴くのがつらくなっちゃう
…ということが私もよくありました。
やっぱり知識とかテクニックを知っただけ、
やり方がわかっただけでは
なかなか聴けるようにならないんですよね。
では、実際に聴けるようなるためには
どうしたらいいのでしょうか?
これは一長一短にはいかないんですけど
聴ける自分をどう作っていくか、なんです。
知識やスキルを身につけても
それを使うのは、心を持った人間です。
だから
聴ける自分をどう作るか、というのは
聴ける心をどう整えていくか、なんですね。
そのとき
自分のことをよく知っていることが大切です。
私はどんなときに心が動いて
どんなときに動かないのか。
ものごとのとらえ方や考え方には
どんな特徴があるのか。
どんな価値観を持っているのか。
自分に興味をもって
客観的に見る目を育てていくと
少しずつわかっていきます。
ということで
聴けるようになるためには
「自分のことをよく知っていることがとても大事」というお話しでした。
自分を知るということについては
過去の収録でもお話ししていますので
参考までに聴いてみてくださいね。