今回は「つい言いたくなってしまう理由」についてです。
あなたは人の話を聴いていて、何かひとこと言いたくなってしまうときはありませんか?
今回はその理由をお話しします。
これを知っていると、聴くのがラクになったり、余計なことを言わずに済むようになるかもしれません。
結論から言うと、心の中にあるフィルターが反応しているからです。
人にはそれぞれ、物事のとらえ方というのがあってみんな違いますよね。
だけど自分にとっては当たり前すぎて意外と気づかないものです。
この物事のとらえ方のことを
心のフィルターとか、色めがねと呼んでいます。
あなたが大事にしている価値観ですね。
今日はフィルターという言い方で統一をします。
たとえばですが、
あなたが人と待ち合わせをしていて、相手が時間になっても来ないとき、どんなふうに感じるでしょうか?
・遅刻をするなんて非常識だ、と腹が立つ
・なにかトラブルでもあったのかな?と心配する
・自分が待ち合わせの時間を間違えたかな?と不安になる
けれども事実はひとつ、「相手が来ない」というだけです。
物事というのは、どんなフィルターを通して見るかによって変わります。
もちろん、その状況によっても感じ方は変わると思いますが、だいたいはその人のとらえ方が影響してます。
これは良い悪いということではなくて
人はみな、心にフィルターを持っているということを知っておいてほしいのです。
そうでないと人の話を聴いたときに
自分のフィルターが反応してしまっていることに気づかずに、
黙っていられなくなってしまったり
ひとこと言ってしまったり
あるいは、聴くのがつらくなってしまう、ということがよくあります。
ということで
私のフィルターってなんだろう?
どんなときに反応するんだろう?
と知っておくだけでも
聴くのがちょっとラクになったり、余計なことを言わなくて済むようになっていきます。
聴き上手になりたい方は、ぜひ普段から自分を観察してみてくださいね。