今回は「自分を知ることが大事」というお話しです。
・話を聴いているとイライラしてしまう
・何かひとこと言いたくなる
という方に聴いてほしい内容となっています。
いきなりですが
あなたはどんな味の卵焼きが好きですか?
私は砂糖だけの甘い卵焼きが好きです。
これは母の影響なんですが
母が作る卵焼きは砂糖がたくさん入っていて
とても甘かったんですね。
だから私は
卵焼きは「甘いものなんだ」と
ずっと信じていました。
私にとっては
それがあたりまえだったんです。
だけど、とうぜん
甘くない卵焼きもありますよね。
だし巻き卵とか。
初めて食べたときは
違和感しかありませんでした。
素材でいうと同じ卵なんだけど
そこにどんな味付けをするのかは
人それぞれ違うし、当たり前も違うんですよね。
そしてこれは
ものごとの捉え方と一緒なんですね。
事実はひとつなんだけど
その事実をどう捉え、どう感じるかは
自分が当たり前だと思っている
味付けしだいで変わります。
たとえば
ラインでメッセージを送ったのに返信がない
ということがあったとします。
返信がない、これが事実です。
さて、あなたは
いつもどんな味付けをして
受け止めているでしょうか?
・既読スルーは非常識だ、と怒る
・嫌われたのかな?と不安になる
・そのうち返事が来るだろう、と気にしない
これはよい・悪いではなく
自分にとっては
あたりまえだと思っていることで
受け取り方や感じ方って変わるんですね。
で、この話が
傾聴とどんな関係があるのかというと
自分の価値観や物事の捉え方が
聴くときに影響しているかもしれません
という話なんです。
でもそれが悪いと言いたいのではなく
自分のことがわかっているのが大切なんですね。
私はこう思う。でも相手は違う。
この違いをわかり合うのが傾聴です。
これは自分をよくわかっていないとできません。
自分のことがわかるからこそ
人との違いもわかるんですね。
さて、あなたはどのくらい
自分のことをわかっているでしょうか?
自分がわかると、傾聴力は上がります。
もし聴き上手を目指すのであれば
自分を知るところから始めてみるのもいいかもしれません。