今回の傾聴のこつは
「子ども(幼児)への傾聴」というテーマです。
うちの子はまだ小さいんだけど、傾聴できるの?傾聴してみたい!
という方の参考になると思います。
結論から言いますと、子どもへの傾聴はできます。
ただ大人に対するやり方とは若干違うんですね。
傾聴は相手の気持ちを聴くんですけど
大人への傾聴だったら、うなずきやあいづちをしながら、相手の使った気持ちの言葉をくり返したり
その人にとって特別な意味とか、価値のある言葉をくり返す、ということをやります。
だけど、小さな子は発達段階の途中ですから、まだ自由に言葉で表現することができないんですね。
大人と同じようにはしゃべれないですよね。
じゃ、どんなふうに子どもは自分の気持ちを表現するのかというと、言葉に気持ちをのせてしゃべります。
「今日ね、お散歩行ったらね、ネコちゃんがいたの!」
「ネコちゃんがいたの!」
「うん!」
みたいな感じ。
子どもは出来事に感情をのせるんですね。
だから単純におうむ返しでOKです。
小さな子の話を聴くときは、
うなずきやあいづちをしながら、こちらも子どもの感情に合わせるように、その子が使った言葉をそのままくり返します。
そうすると子どもは「わかってもらえた」と感じるんですね。