傾聴ではなぜ「答えを教えない」のか|気づきは内側から生まれる

ふいに「別の見え方」が浮かんだ

視点が変わると、気持ちが変わる。

そんな経験、ありませんか?

最近の私のことなのですが、ある事柄がずっと憂鬱で

「いやだな」
「気が乗らないな」

そんな気持ちが続いていたんです。

でも、自分の意思で始めたことだし、お金も時間もかかっている。

簡単に「やーめた!」と投げ出すわけにもいかない。(笑)

「どうしたもんかなぁ…」と、頭の中でぐるぐると悩んでいました。

そんな状態のまま数日を過ごしていたのですが

昨日、ふいに、これまでとはまったく違う「別の見え方」がぽんと浮かんだんです。

ポジティブに考えようとしたわけでも、無理に気持ちを切り替えようとしたわけでもなく。

本当に、気づいたら違う角度から見えていた、という感じで。

そしたらすっと気持ちが楽になりました。

おもしろいですよね。

現実は何も変わっていないのに、見え方が変わると心の重さまで変わることがある。

「こう考えればいいよ」が届かない理由

この体験を振り返ったとき、傾聴のことが頭に浮かびました。

誰かの話を聴くとき、私たちはついその人に

「別の見方もあるよ」
「こう考えればいいよ」

と伝えたくなることがあります。

でも、それをこちらから言っても、心には届かないことが多いんですよね。

私自身、苦しいときにそう言われても、なかなか入ってこないことがあります。

今回の私の体験がまさにそうで、誰かに「こう考えたら?」と言われたわけじゃなかった。

自分の中でふっと、自然に浮かんできたものでした。

気づきって外から与えられるものではなく、その人の内側から自然と湧いてくるものなんだ、と改めて感じました。

傾聴は「導くこと」ではなく

傾聴では、相手の気づきを「引き出そう」「導こう」とすることよりも

その人が自分のペースで、自分の内側に触れていけるよう、そっと一緒にいることを大切にしています。

急かさず、答えを出させようとせず、ただそばにいる。

それだけで、その人の中に何かが動き出すことがある。

今回の自分の体験が、そのことを改めて教えてくれた気がしています。

ここから少し深掘り

今回のように、ふっと感じ方が変わる感覚は、フォーカシングでは『フェルトシフト』と呼ばれています。

憂鬱な「感じ」
気が乗らない「感じ」

このような「感じ」に丁寧に触れていると、ある瞬間、ふっと感じ方が変わる瞬間があります。

頭で考えを変えるというより、「あ、そうか」 と、じわっと、あるいはふっと内側から変わっていくような感覚です。

昨日の私はまさにそんな感じでした。

 

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