今回は「会話泥棒になってない?話を遮らず最後まで聴く方法」という、ちょっと物騒なタイトルになっています。
が、この収録を聴いていただくと、相手の話を横取りせずに最後までラクに聴ける方法がわかります。
ということで、聴き上手を目指すのであれば、相手の話をさえぎって自分の話をしてはいけないということなんですね。
傾聴を身につけたいあなたは「そんなことぐらいわかってるよ」という話だと思います。
けれども日常の会話ではよくある光景なんですよね。
たとえば、女性2人のこんな会話。
「最近ちょっと太っちゃって、ダイエットしようかなって思ってるんだ」
「私も今やってるのよ!駅前のジムに行ってるんだけどさ…(つづく)」
みたいな話。
共通の話題や興味のある話題が出てきたら、そこに飛びついてしゃべりだしちゃう、とかありませんか?
あるいは
「それちょっと違うな」とか「私はそう思わない」とか
自分の考えと合わなかったり、間違っていると思うと口を挟んでしまう、ということあると思うんですよね。
相手の話を最後まで聴かずに、横取りしていることはわりとあります。
これは「聴きたい」という思いより「話したい、わからせたい」という思いのほうが勝ってしまっていますね。
で、傾聴をしたいのであれば「私はこの人の話を聴きたいんだ」という、明確な意思をもって耳を傾けないと聴けません。
と言うと
「はい、わかりました。我慢して最後まで聴くようにします」
と思う方もいるかもしれませんが、言いたい気持ちを押さえて我慢して聴くって、ストレスがたまりませんか?
で、我慢の限界がきて、けっきょく何か言ってしまう。
傾聴はガマン大会じゃないんですね。我慢するから苦しくなるんです。
じゃ、どうしたらいいのかというと
言いたい気持ちを我慢したり、押さえつけるのではなく
手の話を聴いて何か言いたくなっている自分に気づいたら「いま言いたくなってるな、私」と認めます。
このときに、言いたい気持ちを悪者にしません。
ただ認めるだけ。言いたいんだなって。
その次に自分自身に確認してください。
「私はこの人の話を聴きたいの?聴きたくないの?」と。
で、聴きたい!と思うのであれば、言いたい気持ちはちょっと横に置くイメージです。
押し込めたり、押さえつけたりしません。
「今は使わないから、ちょっとここに置くね」くらいな感じです。
こういうトレーニングをくり返しやってみてください。