納得できない話の聴き方

今回はこんなご質問からです。

「共感で聴きたいけれど、どうしても納得できない話のときは、どうしたらいいですか?」

いかがでしょう?

もしかしたら、同じような疑問を
お持ちの方もいるかもしれませんね。

ということで
まず、前提からなんですが

・共感で聴くとはどういうことか?
・共感とは何か?

これがはっきりしていないと
聴きにくいんですね。

多くの方は
共感と同感というものの区別が
あいまいになっていたり

あるいは
同じもののように感じていることがあります。

では共感とは何かというと
相手が思っていること、感じていることを
わかろうとすることです。

対して同感は
私も同じ、私は違う
私はこう思う、私はそうは思わない
このように、基準が「私」なんですね。

今回のご質問は
「共感で聴きたいけれど、どうしても納得できないときはどうしたらいい?」

ということですが
納得できないのは誰でしょうか?

聴き手である「私」ですよね。

私が納得できないから困っている。

つまり、共感と同感が
ごっちゃになってしまっています。

傾聴で聴くきは
自分がどうか、というのは関係がありません。

あなたにとってどうか?
あなたにとってはそうなんだ
をわかろうと聴くんですね。

共感と同感がはっきり区別できないと
傾聴したいと思っても、なかなか聴けません。


だけど、これをやろうとしたときに

「自分の気持ちを押さえ込んで聴くのはつらい。しんどいんです」

という方がいます。

そこでひとつポイントをお伝えします。

相手の話を聴きながら
湧き上がってきた自分の思いを
自分で否定しない、ということです。

・納得できないけどガマンガマン
・こんなふうに思っちゃったー
・自分の気持ちは押し殺さなきゃダメだ

と、同感を悪者にしません。

押さえ込もうとか、なくそうとするから
つらくなってしまうんです。

同感はあってもいいんです。

どんな思いや感じ方をしても
それはあなたの大切な一部です。

自分を押さえて
相手を優先させなきゃいけない
ということではなく

自分の思いもちゃんと認めながら
相手の思いや感じ方も
「そうなんだ」
と、いう耳で聴いてみてください。

 

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