【傾聴NGワード】「気にしない方がいいよ」は否定語

今回のテーマは、
傾聴では絶対に使わない
NGワードのお話しです。

今日は「気にしない方がいいよ」
という言葉について。

これをお聴きの方ももしかしたら
言ったことがあったり、あるいは
言われたことがあるかもしれません。

悩んでいたり、落ち込んでいる人に
元気になってほしくて
「気にしない方がいいよ」と言う。

そんなに珍しいことではないかもしれません。

ですが
じつはこれはNGワードなんですね。

言っている方は
親切心から励ましているつもりでも

「そんなことを気にしてはいけない」
「ネガティブはよくない」
「気にしているあなたはおかしい」

という否定のメッセージとして
暗に相手に伝わってしまいます。

そもそもですが
「気にしない方がいい」
と言われてできるくらいなら
悩んだりしないと思うんですね。

その人にとっては
どうしても気になってしまうから
悩んでいる、落ち込んでいる。

それを
「気にしない方がいい」と言ってしまうと
気持ちの否定になります。

傾聴は相手の気持ちを聴きます。
そのまま受け止めます。

ですので聴き上手を目指したいあなたに
おすすめしたいのは
「気にしない方がいいよ」という言葉よりも
こんな応答です。

「そっか、そこが気になっちゃうね」
「どうしても気になってしまうね」

のような感じです。

相手のそのままの気持ちに寄り添って聴く。

あなたであれば確かに気になるだろう
という、共感で聴くといいでしょう。

でも勘違いしてほしくないのは
心配しているあなたの思いが
間違っているとか、悪いというわけではありません。
元気になってほしいですよね。

それはそれでOKなのですが
気にしている目の前のその人を支えたい
と思うのであれば

「気にしない方がいいよ」と言うよりも
気にせざるを得ない気持ちを受け止めたほうが
心のエネルギーは回復するでしょう。

 

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