自分を大事にできると傾聴はラクになる

今回は「自分を大事にできると傾聴はラクになる」というお話しです。

前回の収録の続きですが

つい我慢してしまう方や
聴くってしんどいな、と思っている方に
聴いてほしい内容となっております。

それではさっそくいきましょう。

人の話を聴きたい、とか
傾聴を学びたい、と思われる方は
だいたいまじめで、優しい方が多いんですね。

相手のために何かしてあげたい、とか
私がちゃんとしよう、とか思ってる。

ときにはね、
自分はちょっと我慢して
人に何かしてあげる
なんてこともあるかもしれません。

でもそれは
一時的にはできるかもしれませんが
いつもいつもだと、やっぱりどこかで
無理がでてくると思うんですね。

たとえば、親子関係。

お母さんが子どものためにと思って
自分を押し殺して
いろいろしてあげたり、子どもを優先する。

親だから当たり前かもしれないし
本人は我慢しているつもりはないんだけど
積もり積もって感情が爆発してしまう、
ということはよくあります。

あるいは傾聴でいうと、

相手のためにと思って
言いたいことがあっても
自分は我慢して聴いている。

だけどいよいよ我慢できなくなって
ついぽろっと言ってしまって自己嫌悪…
ということもありますよね。

相手を大事にしたい、という
気持ちは本当に素晴らしいんですけれども
我慢して聴く聴き方って、しんどいと思うんですよね。

やっぱり我慢じゃなくて
自分のことも大切にしながら
人と関わらないと
疲れ切ってしまったり
つらくなってしまうんですね。


では、自分を大事にするとは
どういうことかというと

前回の収録、覚えていますか?

「相手を大事にしたいならこの3つ」
ということで

・相手の気持ちに寄り添う
・支える
・そのままを理解する

というお話をしました。

それと同じことを
自分にもしてあげるんですね。

相手だけじゃなく
自分の気持ちにも寄り添って
支えて、理解してあげる。

これが自分を大事にする
ということだと、私は思います。

で、自分を大事にできると
じつは傾聴ってすごくラクに
聴けるようになるんです。

傾聴のもととなった
来談者中心療法という
心理療法があるのですが

それを提唱したカール・ロジャーズは
このように言っています。

私が自分自身との間に援助的な関係を形成することができるならば
─ 自分自身の感情に感性豊かに気づくことができて、それを受容することができるならば ─
私は他者に対しても援助的関係を作ることができる可能性が高まる。

つまり、自分自身の気持ちに寄り添い
支え、そのままを理解することができると
他人に対しても同じことができるだろう
と言っています。

いかがでしょうか?
あなたは自分を大事にできていますか?

誰かを大事にしたい
傾聴したいと思うならば
ぜひ自分のことも
大事にしてあげてくださいね。

ではもう一度言いますね。

自分の気持ちに寄り添う、
自分を支える、自分を理解してあげる。

そうすると
傾聴はラクになっていくでしょう。

 

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