わかったつもりにならない

今回は「わかったつもりにならない」というお話です。

この収録をお聴きの方もそうだと思うのですが
傾聴を身につけたいという方は
相手をわかりたい、とか
気持ちを聴きたい、寄り添いたい
と思っている方が多いのではないでしょうか。

またいろんなところで
「傾聴は気持ちを聴くことですよ」と
言われていますよね。

では気持ちとは何でしょうか?

気持ちを表す言葉は何ですか?と聞かれたら
どんな言葉が浮かびますか?

嬉しい、楽しい、悲しい、苦しい、
不安、心配、などでしょうか。

話を聴いていると
そのような気持ちの言葉を
相手の方が口にすることがあります。

そのとき
ああ、この方は悲しいんだな
苦しいんなんだな
不安なんだな
と思ってもいいですが

そこで納得してしまったら
それ以上、深くは聴けなくなります。

たとえば、ひとことで不安といっても
その中身はいろいろです。

どんな不安なのか
そこに関心を持ちましょう、ということです。

気持ちを表す言葉というのは
容れ物の表面に貼った
「ラベルシール」のようなものです。

それは
どんな悲しさなのか
どんな苦しさなのか
どんな不安、どんな心配なのか
中身はわかりません。

その中身に関心を寄せて聴くと
もっと深く理解できるようになります。

そして相手の方も
もっと深い気づきが得られたり
もっと深く癒されたりしていくのです。

傾聴する人は表面的なラベルだけで
わかったつもりにならないことが
とても大切です。

 

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