感じるとは?思考優位タイプの練習方法

今回は前回の続きです。

前回は「気持ちとは何か?気持ちの聴き方」
について、お話ししました。

簡単におさらいをすると
傾聴で気持ちを聴く、というのは

うれしいとか、悲しい、という
言葉で理解するのではなく

自分の心が
「あぁ、本当にうれしいんだなぁ」
「本当に悲しいんだなぁ」
と感じることなんですね。

でも、そうはいっても
なかなか感じられないんです、という方
自分の心が動きにくいという方は
一定数います。

どちらかというと
私もそういうタイプでした。

ものごとは、客観的に分析して考える
思考優位タイプです。

そうすると話を聴いていても
相手の気持ちを感じるよりも
頭でいろいろ考え始めてしまうんですね。

それはこういうことだろうか
だったらこうしたらいいんじゃないか
そんなこと言ってもしょうがないんじゃないかな、とか

相手の感情とか気持ちに応答せずに
自分の考えが頭の中を巡るわけです。

でもこれがいけない、ということではなく
必要な場面もあるんですよね。

たとえば仕事だったら
しっかり考えたり分析したり
判断して行動する。大事ですよね。

だから、いいとか悪いとかという話ではなく
使いどころが違うだけなんですね。

傾聴で聴こうと思ったら
考えるよりも感じる方に意識を向けていくと
人の気持ちというのがわかってきます。

じゃそれが
どうやったらできるようになるのか
というと、これはトレーニングです。

話を聴いている瞬間だけ
感じようとしてみても
あまりうまくはいきません。

感じるというのは
日常的にトレーニングしないと
鍛えられないんですね。

24時間やってくださいとはいいません。

だけど
何か心に引っかかることがある、とか
感情が揺れ動いた、とか

私たちは人間ですから
そういうことが必ずあります。
なければ喜怒哀楽もないですよね。

そのときに
自分の内側に意識を向ける、という
クセをつけていくんですね。

このもやもやした感じは何だろう
このどきどきするような感じはなんだろう

「~の感じ」というのが大事です。

明確な答えは出なくてもいいので
感覚を感じるというところから
やってみてください。

私も、それをずーっとやり続けています。

 

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