昨日、リアルでこんなご質問をいただきました。
「あいづちは相手の気持ちを汲み取って、その気持ちに寄り添うような言葉を選んでいるんですか?」
というご質問でした。ありがとうございます。
結論から言いますと私の場合は
相手の気持ちを汲み取ったり、言葉を選んで、ということはしていません。
それが間違いだとか、いけないというつもりはないのですが
気持ちというのは、汲み取るものではないと思っているんですね。
気持ちは、感じるものだと思っています。
じゃ、汲み取ると感じる、何が違うのかというと
「汲み取る」を辞書で調べると、こんなふうに書かれているんですね。
→ 相手の心情や事情を推し量ること
つまり想像して考えることですね。
で、考えるというのは、頭で理解しようとすることだと思うんです。
だけど気持ちって、考えたら本当にわかるものなのかな?と私は疑問なんですね。
どちらかというと、気持ちは心で感じるものだと思っています。
感覚のようなものです。
だからあいづちは、頭で考えて言葉を選んでいるというより
相手のお話を聴いたときに
私の心で感じ取ったものが、そのままうなずきやあいづちとして出る、という感じなんですね。
あと、やっぱり頭で考えているときって、相手の話もあまり入ってこないんですよね。
なんてあいづちをしようかな、って考えていると、それで頭がいっぱいになってしまって
内容も、相手の気持も、感じることができなくなっちゃうんです。
なので私は、気持ちを汲み取ったり、頭で言葉を選んでいるのではなく、心で感じたものを出している、という感じです。