前回に引き続き「言いわけ」についてです。
今回は言いわけが聴けるようになる方法をお話しします。
こちらの記事も合わせて読んでいただくと、より分かりやすいと思います。
それではさっそくいきましょう。
ポイントは全部で3つです。
1.よい、悪いというメガネを外す
言い訳もひとつの「わけ」です。
その人にとって、そうせざるを得なかった理由が必ずあります。
まずは、よい・悪いという自分の価値判断のメガネを外してみましょう。
2.それがベストだったと考える
あなたは、
それがいいと思ったんだね
それしか選べなかったんだね
それをするしかなかったんだね
などのように、その時のベストだった、という見方をします。
話を聴いていると
「相談してくれたらよかったのに」とか
「もっといい方法があったのに」などという思いが湧き上がってくるかもしれません。
けれど
「それがあなたの精いっぱいだったんだね」
「あなたにとってはベストだったんだね」
と考えてみます。
3.自分に言い訳をする
前回の記事で、聴けない理由のひとつに
『自分に禁止していることは
他人にも同じように禁止する』
と書きました。
ということは、自分も言いわけができるようになればいいんです。
そこで言い訳の練習をおすすめします。
けれど、人に対して言い訳をするといい顔をされなかったり
それこそ「言い訳するな」と言われかねませんよね。
ですのでおすすめの方法は
自分が一人でいるときに自分に対して言いわけをする、です。
たとえば何か失敗をしてしまって、自分を責めていたとします。
そのとき自分に言いわけをしてみてください。
慣れないうちは、心がザワザワするかもしれません。
そうしたらぜひ、次の言葉を思い出してみてください。
あなたにもきっと
そうせざるを得なかったわけがあり
それがベストだったのですよね。
そして自分にも同じように言ってみてください。
私には
そうせざるを得なかったわけがあって
それがベストだったんだ。
自分に言いわけができるようになると
人の言いわけも聴きやすくなります。
ぜひお試しください。